めでたく書類選考に通ったら、面接です。外資系企業の面接は少なくて全2回から、多くて全5回(!)と、日系企業に比べ多めなのが特徴です。
また、面接の間隔も開くことが多く、面接後、2週間程放置されることもありますし、結果、初回面接から採用通知が出るまで、数ヶ月かかってしまうこともあります。まずはそのことを頭に置いて、心配しすぎないようにしてください。(もちろん早く進む場合もあり、すぐに二次面接に呼ばれ全2週間で結果が出る、ということもあります。)
さらに辛いケースは、日本支社は採用の意向があるにもかかわらず、本社の稟議が下りない場合です。グローバルの売り上げ減により採用にストップがかかってしまうこともありますし、単に本社の事務処理が後回しにされているだけ、ということもあります。下手すると数ヶ月塩漬けということもあります。
このように、外資系企業への転職には時間がかかるので、1社決め打ちではなく、複数社との案件を平行して進めることをお勧めします。
採用プロセスに時間がかかると、どうしても焦ってしまうものです。また、日系企業しか知らない家族・友人等からは、「まだ決まらないのか」「大丈夫なのか」と、心配なのか邪魔しているのかわからない(笑)意見が出ると思いますが、聞き流すのが一番だと思います。外資転職経験がある人とは、「本当にちゃんと転職活動しようと思ったら、半年はかかるよね」という話が通じます。
ただ、もし書類通過率が悪いとか、初回面接でつまづいてしまうなど、選考プロセスのどこかがネックになっているようなら、付き合いのある転職エージェントの中で信頼できそうな人に相談してみた方が良いと思います。書類の作り方が悪いのかもしれないし、面接で悪い印象を与えてしまっているのかもしれません。
くれぐれも、素人ではなくエージェント、中でも経験がありそうな人に相談してください。