外資系企業の良いところ

私がなぜ外資系企業で働くことを選んだかというと、

  1. 仕事の進め方が合理的だから
  2. 労働時間が短いから
  3. 給与が比較的良いから

の3点を挙げます。その中でも、1. 仕事の進め方が合理的だから の比重が高く、80%くらいを占めています。私は元々理屈っぽい質なので、いわゆる古い日本企業の年功序列、先輩・後輩、コネ、根性論、等々の考え方が性に合わず、日本企業で働き続けることは無理だろうと考えていました。

日本の文化としてそういった考え方があるのは理解できるのですが、私個人の文化と全く相容れないのです。そこで、まずは日本企業で専門的な業務経験を積みつつ、英語を勉強し、外資系企業に転職するという計画を立てました。

本当は外資に移っても何も変わらないのではないか、結局、社会の厳しさに目を背け、外資という「ここではないどこか」に憧れているだけなのではないか、という懸念がずっとありましたが、いざ転職してみると、それは杞憂に終わりました。合理性を重んじる職場環境がこんなに快適なものとはと驚き、また、自分に合わない文化に身を置くことがどれほどストレスだったのか改めて実感しました。

2. の労働時間についてですが、これが外資だから全ての会社で全く残業がないということではなく、傾向として、日本企業のように長時間の残業が常態化することはあまりないという程度です。

考え方として、長時間残業しているから「がんばっているね」と評価されるのではなく、逆に「要領が悪いのか」「仕事が遅いのか」と捉えられます。ですが当然忙しい時は残業をしますし、海外との電話会議のために、業務時間外に働かなければならないこともあります。

また、業種によっても労働時間は異なり、一般的に投資銀行やコンサルティング会社等は長時間の激務と言われていますし、それ以外の業種でも、スタートアップ等で勤務時間が長い企業はあります。

ただ、企業側もすぐに辞められては困るので、残業が多い場合それを隠すことはあまりありません。残業が多い場合は、企業側から大丈夫か聞かれることもありますし、何も言われなければ、終盤の面接で、それとなく社員が何時頃までいるのか、と聞いてみるのも手だと思います。

3. の給与については、前述したので割愛します。