外資系といえば、若くして年俸一千万円をイメージする人がいるかと思いますが、それは「外資系金融」あるいは「外資系コンサル」の話です。それ以外の企業は、外資だからといってべらぼうに高い給与をもらっているわけではありません。同じ業種の日系企業よりは、少し高いくらいです。
これは、外資で採用されるのは、基本的に英語で業務が遂行できる人材であるということと、日本に支社を出している企業である時点で、ある程度の大企業であるということが関係していると思います。
また、外資系企業の給与体系で特徴的なところは、スタッフレベルとマネジメント層の給与の開きが大きいことです。日系企業の場合、給与は年功序列でじわじわと上がっていくものですが、外資の場合そもそも仕事ができる人しか昇進できないので、役職が上がると給与もポンと上がります。
それなのに(建前上)組織はフラットですから、年俸が2ケタ違う人が、普通に隣のデスクで働いていたりもします。日本人から見ると不思議な光景です。