オファーレター

めでたく内定を勝ち取り、リファラ―チェックも済ませると、オファーレターという書類が送られてくるので、入社を希望する場合、サインして返送します。郵送の場合もありますが、今はPDFで送られてきたものをプリントアウトしてサインし、スキャンして再度PDF化したものを返送、という方法が一般的かと思います。1週間の回答期限が設けられていることが一般的です。

オファーは出たけど、入社すべきか迷っている場合は、オファー面談を設定してもらうことをおすすめします。オファー面談とはその名の通り、オファーが出た後に改めて企業と実施する面談です。

これまでの面談は企業が求職者を審査するものでしたが、この時点では企業側に採用意向があるわけですから、求職者側の聞きたいこと、会いたい人を優先させれば良いのです。非常に忙しい人は難しいかもしれませんが、誰に会うかも自分から希望が出せますし、面接時に福利厚生等について聞きづらかった人は、ここで質問することができます。

面接で会った人数が少なく雰囲気がまだよくわからないという場合は、実際に一緒に働く人たちに来てもらい、話をすると良いのではないでしょうか。

では、もしまだ選考を進めている企業があるにもかかわらず、オファーレターが出たらどうすれば良いのでしょうか?もし、オファーが出た企業が第一候補であれば、迷わずサインして返送すれば良いと思います。オファーレターが出てから内容はほぼ変更不可能なので、仮にこの時点で他からオファーが出ても、給与交渉には使えず、特に引き延ばすメリットがありません。

問題なのは、返答を待っている企業の方が第一候補の場合です。まずは第一候補の企業(のエージェント)に現状を伝え、選考プロセスを早めてもらいましょう。複数回の面接をまとめてもらったり、間隔を縮めてもらうことができる場合があります。

また、オファーが出ている企業(のエージェント)には、回答期限を伸ばしてもらえないか交渉しましょう。担当エージェントにとっては何の特にもならない依頼なので、あの手この手でその会社に決めさせようとするかもしれませんが、人によっては対応してくれます。ただ、期限を延ばすといっても、感覚的にはプラス1週間くらいが現実的かと思います。